参照の基本
Excelの絶対参照は$で行・列を固定する|コピー前後で練習
まず、ここから。
絶対参照は、数式をコピーしても参照する列や行を動かさない書き方です。$は、その直後の列記号・行番号を固定します。コピーするときに「どこを動かし、どこを固定するか」で考えましょう。

まずは読んで、ひとつやってみよう。
迷ったら、見本に戻ってだいじょうぶ。
A1、$A$1、$A1、A$1の違い
| 書き方 | 固定する部分 | 1列右・1行下へコピーすると |
|---|---|---|
| A1 | なし | B2 |
| $A$1 | 列と行 | $A$1 |
| $A1 | 列だけ | $A2 |
| A$1 | 行だけ | B$1 |
参照の区別はMicrosoftの参照に関する公式解説でも確認できます。ここではショートカットを暗記する前に、数式の文字を見て理解します。
単価ごとに同じ係数を掛ける例
B2に1000、B3に2000、E1に0.9を入力します。C2に =B2*$E$1 と入力してC3へコピーすると、C3は =B3*$E$1 になり、結果は1800です。B2は次の行へ動き、E1は同じ場所に残ります。
もし =B2*E1 をコピーすると、C3は =B3*E2 です。係数が入っていないE2を参照するため、意図した計算になりません。コピー先の数式を選び、E1を見ているか確かめます。
練習:固定する場所を選ぶ
C2の式 =B2*E$1 をC3へコピーすると、どうなりますか?さらにC2からD2へコピーした場合も考えてください。
解答と考え方を見る
C3では =B3*E$1。行1が固定されます。D2では =C2*F$1。列は固定していないためEからFへ動きます。上下左右どちらへコピーしてもE1を参照したい場合は $E$1 です。
固定すべき場所は式全体ではなく、参照先ごとに決めます。入力データの行は動かし、共通の設定値は固定する、という組み合わせを練習しましょう。